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網戸のすべりの直し方=戸車の交換

以前に網戸の張替え方法についてレポートしました。今回は網戸のすべりが悪くなったのを修理する方法をレポートします。クレ556などの潤滑剤を使うとよいというレポートが時々見られますが、これではアルミサッシが汚れてしまいます。網戸には普通は戸車がついており、戸車の位置を調整したり、磨耗したものを新品に交換することで動きが格段によくなります。作業時間は一枚につき15分ほどです。

«作業手順»

まず、網戸をアルミサッシから外します。ドアの外側(屋外側)から両サイドを持って上に持ち上げ、下端を手前に引っ張り出します。下端の左右についている戸車の状態を確認してみます。

はずれ止めのプラスチック部品が折れているのがわかります。右に見える車輪の中心も磨耗が進んでいます。通常は左から2番目のねじを締めこむことで車輪の位置を下げることができますが、今回は調整限界を超えているようです。

別の角度からの写真です。

反対の右側です。こちら側は、はずれ止めは折れていません。しかし、戸車はかなり磨耗しています。

大きいほうのねじを緩めて、完全に引き抜くことで、戸車の部品を外すことができます。網戸の下方向にスライドする方向です。

«戸車の購入と組み付け»

交換品の購入

戸車は、各種の通販サイトやDIYショップで販売されております。ここで問題なのが、種類が非常に多いことです。もちろん、誤って別の型を買ってしまうと取り付けることができません。店舗での購入の場合には現品を持参することをお勧めします。左右の違いがありますので、右と左の一対で購入する必要があります。今回はビル用の特殊な経常であることが判明したため、小池ガラス店の通販サイトで購入しました。品揃えもよく、代引きで発注すると2日後には手元に届きました。

今回は2枚分の戸車(左右2個ずつ)を購入しました。

取り付けてあった古いものと新品。車輪の部分の中央の磨り減りを確認するのがよいと思います。すり減りが大きくなると、調整ねじで戸車を一番下に落としてもレールとサッシが触れてしまいます。

取り付け

外したときの逆の要領で取り付けます。左右の違いに注意して間違いのないように取り付けます。戸車を取り付けた後、網戸をアルミサッシレールに装着します。その後、左右のサイドから高さ調整用のねじを回します。緩めすぎると低くなり、レールと網戸が擦れて重くなります。上げすぎると上側のレールと擦れてしまいます。調整はそれほどシビアではなく、外れず、スムーズに動くようになれば取り付け完了です。

一般的な製品であれば入手は容易ですね。

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