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GPSを用いた位置計測器
(ジョギング・フライトレコーダー)

前回までに作成したGPDデータロガーを用い ラジコン飛行機のフライトレコーダーの動作試験を行いましたので報告いたします。
(注) ソフトウェアのインストールがやや複雑ですので下記をご参照ください。
GPSデーロガー USB Dongle M-02619 GT-730F/L ソフトウェアインストール方法


動作試験:いよいよフライトレコーダー動作実証

実際の飛行試験には上述のバッテリーよりもさらに軽量で容量が小さい 120m Ahの製品を使用いたしました。 飛行機としてモーターで浮上して滑空するグライダーを用いました。 グライダーの操作は模型飛行機の製作を趣味とする操縦士が担当しました。 重量物は重心よりも前にあったほうが制御性が高いとのことで コクピット部分にGPSロガーを積み込みました。以下の写真をご参照ください。 飛行場の周囲には遮蔽物や高い建物は全くないためか 衛星を補足するのに要した時間はわずは15秒ほどでした。 高い精度の測定が期待できます。

風上に向かって離陸すると、 ぐんぐんと大空に舞い上がっていきます。 ゆっくりのように見えますが、 走ってはとても追いつけませんのでかなりの速度が出ているようです。 うまく上昇させるとほとんど”点”のように見える距離まで 離れていき、操縦が難しくなるようでした。

5分ほどのフライトを終えて 見事に着陸に成功しました。 今回はこの飛行を2回繰り返して移動を記録しました。 上昇気流があり、 グライダーには最高のコンディションだったようです。 では、このフライトの計測状況を分析してみます。

まずは一回目の飛行記録です。 GPSロガーに付随したソフトウェア上で グーグルアース上に飛行経路を描いています。 gpsの感度が良かったためか数m程度の誤差精度で 測定ができていることがわかります。

モーターを動力とした上昇はフライトの初期の40秒程度であることがわかります。 その後にもう一度上昇して対地高度で203 mまで達していることがわかります。 その後に長い滑空に移りますが、うまく上昇気流をとらえて 無動力で10 m近く上昇している地点もあります。この間、速度は時速30-40kmを保っていますが 上気流に乗っている時には速度がやや上昇していることが分かります。 着陸時には旅客機と同様に速度を落とし、約20 km/hとなっていることがわかります。 見事のソフトランディングとなりました。

飛行の軌跡を三次元に表示したのが以下の図になります。 左奥方向が東、右置く方向が北を示しています。 小さい回転半径で一気に行動を上昇して、 その後に大きな楕円(飛行場の長手方法)を描きながら降りてきている様子が分かります。

北側の方向から見た場合の東西の位置と高さとの関係を示したのが以下の図になります。 東西方向の移動距離は最大で600 mとなっています。



まとめ

河川敷にある飛行場の電波状態は良く、また、 無線の送受信機のノイズの影響もないため、高精度の飛行記録が可能となりました。 飛行時間や高度の記録に利用可能なシステムです。


ソフトウェアのインストールがやや複雑ですので下記をご参照ください。
GPSデーロガー USB Dongle M-02619 GT-730F/L ソフトウェアインストール方法

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