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革靴の滑り止め加工(パッドの貼りつけ)

雨の日に靴が滑って怖い思いをしたことはありませんか?先日、一日に二度も滑りそうになったことをきっかけに滑り止め加工をすることにいたしました。既製品は少し高かったので、皮、ゴム用の接着剤とゴムシートを買ってきて、自作いたしました。後ろ向きに転倒すれば大怪我のもとです。転ばぬ先の杖!是非ともトライしてください。Dec. 4, 2011.


準備するもの

準備するものは以下の四点です。

  1. 皮、ゴム用の接着剤
  2. 滑り止めゴム
  3. はさみ
  4. 紙やすり(100番くらい)

接着剤の選定は重要ですが、今回はコニシボンドのG17を使いました。 少し乾かしてから貼り付けるタイプのものです。紙やすりはゴム面を清浄にし、表面を荒らすことで接着力を増すために必要です。

用意する道具、部品類。@ゴム用接着剤、A滑り止めゴム、Bはさみ、C紙やすり


ゴム表面。東急ハンズで「滑り止め用」のものを選びました。


@靴の裏の洗浄(高い接着力を得るために)

まず接着面の汚れを除去します。これはあらゆる接着の基本ですよね。ボンドは様々な汚れに対応して成分設計されていませんので、汚れているとうまく接着できません。雑巾で汚れを取って完全に乾燥させて後に、紙やすり(サンドペーパー)で表面を荒らすことで接着力を上げます。

いかにも滑りそうな靴底ですね。


ぼろきれや雑巾で靴底の汚れを除去します


最後にサンドペーパーをかけて表面を荒らします。

Aゴムを靴の形に合わせてカットします。

続きましてゴムシートをカットします。靴底とぴったり同じ形である必要はありません。滑り止めですので足の裏の力が加わる部分を覆えばそれでOKです。

形はかなり大雑把です。


あわせてみるとこんな形です。


B接着

接着剤をゴムと靴底の両面に塗ります。今回は一足で約10ccを使用しました。G17は(A)両面に塗る(B)5-10分乾かして、粘着性が高まった後に圧着するように指示書きがありますのでそれに従います。接着後の圧着と固定は重要で、靴の場合はそのまま履いて体重をかけた状態で10分くらい保持すると良いと思います。

たっぷりと接着剤を塗ります。


専用のへらで伸ばします。


靴の裏にも接着剤を塗ります。
几帳面な方はペンでゴムの大きさを記入してその部分だけ接着剤を塗ればよいと思います。


2足目です。


位置を間違えないようにして貼り付けます。


C仕上がり

しばらく体重をかけて圧着します。端の方が浮いている場合には指で押しつけます。

接着の状況。うまく密着しています。


もちろん、履いている状態ではわかりません。



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