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東京マラソンのスタートまでの待ち時間。ランナーと応援者の工夫と注意点

東京マラソン2012まであと4週間となりました。初マラソンの方も多いと思われますので、出走と応援での工夫をまとめてみたいと思います。3万6千人が走る大会です。スタートの遅れ時間もブロックによって大きく異なり、最長で30分程度にもなります。沿道も人で覆い尽くされるため、計画を立てないと友人や同僚など応援したい人を見つけるのはほとんど不可能です。
Last Updated on Jan. 29, 2012

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一般ランナーの工夫(東京マラソンは巨大な大会です)

♠ [一週間から3日前]  普通のランナーはカーボローディングはしない。(競技ランナーの真似をする必要はないと思います。急にたくさん食べるとお腹を壊します。)

♠ [3日前-前日]  飲酒しない。睡眠を十分に取る。

♠ [3日前-前日]  ランナー受付(東京ビックサイト)へは自分自身で身分証明書を持って出向く。

♠ [前日]  走らない。早く寝る。

♠ [当日朝]  7:30までには都庁に到着する(かなり混雑します)。

♠ [着替え]  ゴム付き着替えバスタオル(小学校のプール用)を持っていく。

♠ [スタート前]  早めにお手洗いに行く(とても混雑します)。水を極端に飲みすぎない(厳冬期のレースですし、給水もたくさんあります。)

♠ [スタート]  スタートブロックの所定の位置に8:45までに必ず整列する(遅れると通路が警官によって封鎖され、最後尾に回されます)。

♠ [スタート]  所定のブロックよりも前に並ばない。叱られます。周りが速いため危ないですし、ペースを乱します。わずかなスタートのロスを惜しむと、後半に大幅な失速に結びつきます。後半に伸ばす方がレースを楽しめます。
スタートの遅延時間とゴール時間の統計を取ると、(タイム÷スタートの遅延時間)が大きい人ほど後半の失速が大きいです。つまり、実際の走力以上に予想ゴールタイムを速く申告し、前からスタートしている人ほど、後半のタイムが極端に遅くなる可能性が高いようです。

♠ [スタート]  後方スタートでは走り出すまでに時間がかかるけれど、落ち着いて待つ(待ち時間は後述)。

♠ [スタート後]  走り出してしばらくは混雑するので転倒に注意する。

♠ [ペース]  ペースを決めて走る。
[ハーフのタイムを2倍して10分足す]
[10kmのタイムを4.2倍して30分足す] (ハーフを走ったことの無いランナー)
これよりも速く走るのは一般ランナーではとても難しい気がします。1 kmあたり15秒(5kmあたり1分程度)速いだけでも、後半に失速します。体は正直です。

♠ [10kmまで]  前半は緩い下り坂。飛ばしすぎない。

♠ [給水]  接触、転倒に注意する。

♠ [トイレ]  10 kmまでは数が少ないので特に混みます。中盤から後半では一回に3分くらいのロスで済みます。

♠ [後半]  海風が強く、橋のアップダウンがつらい。

♠ [その他]  応援の人と会いたいときには、場所(kmの区切りか、分かりやすい目印で)と時間を明確に指定する。


ブロックごとのスタート通過までに要する時間(スタート遅れ時間) (目安、去年の統計データより)

スタートブロック別
ブロック 時間(分)
A0.5-1
B1-3
C3-5
D5-8
E8-12
F12-15
G15-20
H-K20-30

応援者の工夫(応援のコツ、ランナーに喜ばれる応援)

♠ スタート地点(都庁、新宿駅)近くでの応援は、ほぼ不可能(混雑して道路に出られません。ランナーは元気なので立ち止りたくありません)。

♠ ランナーのユニフォームの色を覚えておく。

♠ [前半で会えるのならば]  ウインドブレーカーや雨具の回収が出来れば喜ばれます。

♠ [後半で会えるのならば]  (正確にはルール違反かもしれませんが)温かくて甘いペットボトルの飲み物かウイダーを供給する。

♠ 地下鉄で移動しながらの応援は難しい(普通はランナーの方が速く移動します)。

♠ 走っている特定のランナーの写真を撮るのは非常に難しい。

♠ 地上の道路が渡れなくなります(地下鉄の駅があれば通路が通過用に解放されます。歩道橋は可能)。

♠ 場所(kmの区切りか、分かりやすい目印で)と時間をランナーと明確に指定しなければ会えない。ランナーにとってコースの端は危なくて走りにくいです。応援者から見ると、たくさんのランナーの中から特定の人を見つけるのはとても難しいです。浅草や銀座などの人気スポットでは道路まで出られません。地図を見て広場があるところや、地下鉄の駅から遠い中途半端な距離(31kmを過ぎた次の信号、等)といった決め方をすると見つけられる可能性があります。


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