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流し台の目地修正方法

年末の大掃除で洗面台の蛇口の周りにカビを発見しました。 目地を修復するシリコーン樹脂である コニシ バスボンド を使った修正作業をレポートします。


作業前に用意した道具は以下の通りです。


コニシ バスボンド。500円程でした。

現状

作業前の蛇口の握り手付近の写真です。 目地にカビが侵入しており、カビハイターなどでは 色を元に戻すことができませんでした。


カビが侵入してしまった目地。

作業手順(方法)

古い目地の除去

目地材がゴムのような素材でしたので、 これをカッターナイフで少しずつ削り取りました。 下はホウロウですので、カッターナイフ程度では ほとんど傷はつきませんでした。作業時間は10分ほどです。 小さいカッターナイフは刃が柔らかに曲がるので このような作業では便利ですね。 この後、目地材との付着力がよくなるように、 雑巾でしっかりと汚れを拭きとり、乾燥させました。


古い目地を完全に除去した後。

キャップ除去

さて、これから目地材のシリコーンを塗布しますが、 その前にマスキングテープで覆う必要があります。 この前準備として蛇口の金具を全て外して作業性を向上させます。 もちろん、水道の元栓(通常は洗面台の下の扉の奥にあります)を閉めています。 蛇口がキチンと締まらず、ポタポタ漏れている時には ゴムパッキンを交換します。その時には水道用のプライヤーを用いて中央の ねじを緩めればOKです。


キャップの取り外し。パッキンの交換も同じで順で行います。

マスキングテープ貼り付け

続いてマスキングテープで、必要な場所以外に 目地剤があふれないようにします。 今回は円形でやや難しかったですが、以下の写真のように貼りつけました。 気に入らないところはカッターナイフで微調整しました。


マスキングテープの貼りつけ。

いよいよシリコーン樹脂投入

ここまできてやっと、肝心の目地剤を注入することができます。 ベトベトしているために修正が難しく、 マスキングテープの貼りつけ具合を再度確認してから作業に取り掛かります。 少し多めに塗って、付属のプラスチック爪か、指先で表面を平坦にしていきます。 すぐには固まりませんので、何度か修正はできます。 マスキングテープはこの写真よりも広めに貼っておいたほうが良かったかもしれません。


シリコーン樹脂の塗布。

マスキングテープの除去

固まってしまわないうちに、マスキングテープを除去します。 なるべく垂直方向に引きはがし、目地剤がはみ出ないようにします。 はがした後の写真は以下の通りです。円形の不安定さがが素人っぽい 感じとなっていますが、 満足のゆく仕上がりとなりました。


完成図。あとは24時間放置して硬化させるのみです。

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