多点の自動温度計測

コーヒーの自家焙煎を趣味とする方からのご要望で、エクセルを用いた自動の温度計測ソフトを作成いたしました。リアルタイムでグラフに温度が表示されます。熱電対に対応したMAS-345を用いて任意の時間間隔で温度計測をするとともに、クリックした時間と温度を記録できます。


熱電対を接続したマルチメーター。USB-シリアル変換でパソコンに接続します。

ソフトはこちらからダウンロードできます。
多点の温度計測ソフト(MultipleTemp1-1.xls)


動作状況の例(エクセルのシートにデータを書き込みます)。
リアルタイムで温度を記録できます。グラフはお好みにあわせて変更できます。

準備する用具 (測定点の数だけ準備してください)


左=MAS-234,中=専用シリアルケーブル(付属品),右=シリアル-USB変換ケーブル
熱電対温度計測用のマルチメーター

複数台の並列使用を想定して低価格のMAS-345(秋月電子の販売サイト)を準備いたしました。通信機能付きで4000円以下、というのは非常にお手頃ですね。

シリアル-USB変換ケーブル

どこのメーカーでもほぼ動くと思います。このページの下にamazonで買える最安値のものを記載しました。


使用法

USB-シリアル変換によるPCとの接続

MAS-345はデータの送信を行う機能が付いていますが、パソコンとの接続はRS232シリアルケーブルとなっています。最近のパソコンにはシリアルコネクタは付いておらず、接続と信号変換のために上述のUSB-シリアル変換ケーブルを用意する必要があります。ドライバーをインストールすると、コントロールパネル→システム→デバイスマネージャー→からシリアルポートが増設されたことが確認できます。COM番号(ここではCOM2)をメモしておきましょう。(後で任意に変更することも可能です。)

エクセルVBAソフトの使用法

なるべく簡便に動作可能なソフトを作るために今回もエクセルVBAを使用いたしました。3点までの計測が可能です。本ソフトの使用法はダウンロードしたエクセルファイルの中に記載されています。上で調べたCOM番号をRS232 COM POrt Noの欄に記入します。シリアルポートとのデータのやり取りにはEasyCommを使用いたしました。上に示したエクセルファイルをダウンロードしてマクロを有効にすれば使用可能となります。マクロのセキュリティーを変更して使用可能にする方法はこちらをご参照ください。


マルチメーターも安価になりました。5000円も出せば通信機能つきの製品が見つかります。
戸田システムウェア

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