デジタルマルチメーターMAS-345をExcelで操作する

以前にデジタルマルチメーターの表示値をExcelで読み取って、電圧や電流、温度の異常値の検出してメールで警報を送信するシステムを公開しました。(MASTECH MS-8218をExcelで読み取る)その後、MAS-345で電流値の積算値をリアルタイムに表示したいとのご要望をメールでお受けいたしました。技術的に少し問題もありましたが、キートン増田さんのwebページなどを参考にして同様のExcel VBAソフトを作製いたしました。MAS-345(秋月電子での販売ページ)は電圧電流などの基本的な測定に加え、温度測定まで備えつつ低価格となっていますので、複数のデータを同時に測定したい用途などに最適ではないでしょうか。今後、USB-serialコンバーターを使用して多チャンネルの同時計測が出来るソフトなどを公開する予定です。

ソフトは「エクセルを用いたデジタルマルチメーター(DMM)の自動計測」からダウンロードしてください。パスワードは本ウェブのトップページに記載がありますので、毎月更新してご使用ください。


Excelファイルはマクロを有効にして開いてください。
Sheet1にデータが記載されます。
ComPortの番号は
「Windowsコントロールパネル」→「デバイスマネージャー」→「ポート(COMとLPT)」
でご確認ください。
初期設定等がご不明の方は 「MASTECH MS-8218をExcelで読み取る」 をご確認ください。


メールの設定(2枚目のworksheet)。
携帯電話などを登録しておくと大変便利です。
(もちろん、ご使用は自己責任でお願いいたします。)



COMポートの確認方法。変更も可能です。
USB-serial変換ケーブルでも正常に動作しました。



COM ポートの設定。
MAS-345のシリアル通信はBoud=600, databit=7, Parity=N,StopBit=2で 行います。

アマゾンへのリンク
データロガーは業務用品で値段が張りますね。高い精度は必要でない場合が多く、自作でだいぶコストダウンできるかと思います。
戸田システムウェア

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